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マリカーやったことある?

まいどまいど!

初々しさがほんのり残る近畿大学4回生 リッジライダーズの名草 慧です!

突然やけど、みんなは国民的人気ゲーム「マリオカート」ってやったことある??

やっぱりそうやんな、あるよな。いや、これほんま面白い。

多彩なレースコースにバラエティに富んだアイテムの数々、1人~4人で誰とでも楽しむことが出来る。さらに、、、っとこれ以上は説明するまでもないか。

俺は初めのころはピノキオをよく使ってたんやけど、最近はワリオとかキングテレサとか重量級キャラ使ってんねん。

んで正直、俺は大学生になるまでこのマリオカートが世の中で一番面白いレースやと思ってた(特にマリオカートダブルダッシュ‼が好き)。でもなんと驚くことに違うかったんよな、、これが、、、

それもマリオカートより100倍も1000倍楽しいレースが存在したんよ、、、!!

そう!それこそが!!

ドンッ!!!

大空を駆け巡る!

ハンググライダーのエアレース!!

もうね、これはマリカーの比じゃない。

めちゃ楽しいし、ウルトラ気持ちいいし、超感動することのオンパレード!血沸き肉躍るとはまさにこのことやね。

俺がやってんのはハンググライダーやけど、パラグライダーでも同じようにレースが出来る。

「いやぁ~でもそれ難しいじゃ~~ん」とか、「わたし、人と競うとかはちょっと、、、」

とか思ったそこのあなた!マリカーを面白いと思うなら、きっとこの競技の魅力にも気がつけるはず。

まぁこの記事を読み終えるころには、その考えは無くなって飛びたくてウズウズしてるわ!

これに関してはマリカーよりも少し詳しく説明していこう。大阪弁もちょっとお休み。

みんなご存知の通り、ハンググライダー・パラグライダーというスポーツは山から飛び出した後、ランディング場まで一直線に下降し、着陸しておしまい。

ではない!

飛び立ってから、上昇気流に乗って旋回しながら1000m、2000mと雲の底まで上昇することが出来るのである!

そして!

その上昇した高度を利用し、何十キロ、何百キロも遠くへと飛んでいくことが出来るのだ!

なーんてワンダフルなスポーツなんでしょう!

すなわち、動力を持たないハング・パラグライダーにとって上昇気流とは、いわば燃料のようなもの!

競技ではそうやって上昇とグライドを繰り返しながら、その日の気象条件に合わせて定められたGPS上のターンポイントを通過し、いかに速くゴール出来るかを競うわけよ。

さらにもうちょっとだけ詳しく!

競技はその日ごとに1000点満点で得点化され、学生大会であれば20~35km、全日本の大会であれば50~70kmのレースを4日間行い、その総合得点で順位をつける。例えば途中で降りてしまった場合などは、タイム得点はつかず、そこまで飛んだ距離得点のみがつく。

世界選手権ともなれば100~200kmものレースを10日間行い、世界一を決めるのだ!

とまぁ説明しだすとどんどん細かくなっちゃうのでこのへんで。

ここからはその競技の魅力についてざっくりと3つに分けてについて語っていこう。

1.大空を駆け巡るということ

「空を飛ぶ」もうそれだけで十分魅力的なのに、さらに空でレースしちゃうってんだから面白くないわけがない。

上昇すればするほど広がってゆく景色、遠ざかる地平線、各エリアの絶景を背景に繰り広げられるレースでの興奮は他のものでは味わえない。また、今まで見たことのなかった景色にもたくさん出会うことが出来る。

普段のフリーフライトだと、いつも決まったメインランディングに降ろしていたのも、大会となればテイクオフから何十キロも離れたところまで飛んでいく、見慣れたテイクオフ地点から離れると自分は空を飛んでいるんだということを改めて実感する。

何機も同じゴールを目指して飛んでいくので、1人で飛んでいるよりも回りに機体がある分、上昇気流も見つけやすく、遠くまで飛んでいけるのだ。

そして、何より何時間もかけようやくゴールできた瞬間は震えるほどに感動する!

トップゴールした日には天にも昇る気持ちに!またそのあとに飲むビールは格別!

早く全日本のポイント大会の方でトップゴール決めてぇ~~~!

2.ハング・パラグライダーが上達する

ハング・パラの競技は決してめちゃめちゃ上手い選ばれしフライヤーの人たちだけが出るものでは決してない。

勝つことだけが目的ではなく、競技フライトを単純に楽しんだり、ハング・パラをもっと上手くなりたいがために出ているという人も沢山いるのだ。

「いやいや、大会に出れるXC証を持ってるってことはめちゃ上手いってことやん」

って思うかもしれないが、そんなことはない。取ってみれば分かる。

XC証を取ったって自分はまだまだ何もわかってないということを。

ハング・パラは自然を相手にするスポーツ、奥が深く、学び続けるもなのだ。そして、競技フライトにはそれでしか得られない経験値や学びが沢山ある。

自分の好きなように飛ぶフリーフライトとは違い、競技では何十人もの選手が同じゴールに向かって飛ぶわけである。そうするとコース取りや上げの速さ、サーマルを見切るタイミングなど、顕著にその実力差が出る。

またそこから得た経験値や学びをフリーフライトに活かせば、飛ぶのがどんどん楽しくなっていき、また上達することによってフライトの安全性も増す。

なので上級機じゃなくてもいいから、まずはXC証を頑張って取って競技に出てみてほしい!

きっとフリーフライトがさらに楽しくなるはず!

3.そこら中に仲間が出来る

普通に飛んでても仲間は出来る。

が!やっぱり大会でいろいろな所へ行って、一緒に飛んだりすると一気に仲良くなり、そこら中に仲間が出来る。

俺の場合は北は山形、南はブラジルまで、なんかめちゃめちゃ友達出来た。

英語をろくに喋れないが、ブラジルの世界選手権で友達になったルイーズに「トゥゲザ―オーケイ?」の一言だけで、大会後にジャラグアに一緒に飛びに行ったりバーベキューしたり、最後はリオデジャネイロまでの帰り道も助けてもらった。

もちろん日本でもそんな心温まることが多々起こる。

最近では、足尾にいるこれから同じ自由人の道を歩むであろう某名探偵からの提案にありがたく乗っかった。車のない俺はまたしても「トゥゲザ―オーケイ?」と言い、なんと東京から大阪まで車で迎えに来てもらってからの山形県の草大会へ向かうという合計1300km以上もの行程を乗せてもらった。

だが俺も助けてもらってばかりじゃない。学生の中で誰よりも空を飛んでる分、その知識や楽しさをみんなにも経験してもらえるように後輩にハングを教えたり、努力はしている。まだまだ俺も下手っぴだが。

ホームエリアの龍門山以外だと茨城県の足尾山という全国屈指の素晴らしいエリアによく飛びに行く。しかし、そこにいる皆と一緒に飛びたいのだが、いつも大きな問題が必ずといっていいほど生じる。

雨だ。

なんかもうすっっごい降る。

これでもかってほど毎回。全国屈指のエリアどうしたおい!ってなる。

もはや、たまに足尾に来て一緒にお酒を飲む関西のひょうきんものと思っている人もいるかもしれないが、そうじゃないんだ。飛ぶためにやって来てるんだ。

おそらく、いつも俺が来るタイミングを見計らって現れる雨男がどこかにいるに違いない。

いやはや困ったものだ。

だが俺は諦めない!全国の仲間に更なる飛びの魅力を感じてもらえるためにこれからも行くから、足尾みんな安心してな!

おわりに

とまだまだ話したいことあるけど、まとまらなくなっちゃうのでこれでおしまい!

他に聞きたいことがあったら何でも聞いてくれ!いくらでも話す!

とにかく何を言いたかったというと、大会に出れば、レースの楽しさと共に感動する景色にたくさん出会えて、上達して、そこら中に仲間が出来る。

文字通り自分の世界がどんどん広がっていくんよ!

これはマリカーじゃ味わえない!

色々書いたけどこうした魅力ってのは話を読んだり聞いたりしてわかるもんじゃない、自分で感じるもんよね!

ほーら、ほら、飛びたくなってきたやろ~大会出たくなったやろ~!

大会でみんなと飛べるのを楽しみに待ってるでな!

ほな、それではこのへんで、みなさんどうぞよいお年を!

来年もHave a nice flight!


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